日本旅行 11/6(火)~11/15(木)

キルト友達のALと一緒に、日本へ行ってきた。3日間を横浜で過ごした後は、埼玉の実家にホームスティ。キルトショー、東京案内と、あっという間の10日間だった。

11月7日(水) 晴れ -日本到着-

午後3時過ぎに成田到着。この週末に横浜で開催されるキルトショーへ行くため、バスで横浜へ直行。横浜駅傍にあるホテルに3泊の予約を入れておいた。ケチってツインにしてしまったことを後悔。同じ部屋で3日間を共にした。まぁ、気を使う相手ではないので、なんとか過ごせたけれど。(でも最終日、「chiaki、昨日いびきかいてたよ。」と言われた。疲れてるんだって。)

夜は横浜駅地下街にあるラーメン屋へ。とんこつベースでちょっと心配だったが、ALは満足してくれた様子。よかった。

P.S. 空港でイチローを見た!変装?で、いかにもフツーっぽい格好をしていたが、私は気づいてしまったのである!この興奮をALに伝えたが、彼女、イチローを知らないと言う!なんてこと!(松井は知ってたけれど。) この興奮を1人どう処理していいものかと、とても空しい気持ちで横浜に向う。

11月8日(木) 晴れ -鎌倉観光-

AL様かねてからのご希望だった鎌倉へお連れした。なぜか家にあった『鎌倉観光ガイドブック』を、行きの飛行機の中で猛勉強し、メイン観光コースへご案内。
鎌倉大仏→長谷寺→鶴岡八幡宮→建長寺→円覚寺を回る。

修学旅行生や観光客でにぎわう先の3名所とは違い、最後の建長寺と円覚寺は人もまばらで、とても静かで落ち着いたお寺。紅葉にはまだ早かったが、真っ赤に染まる頃に来たらさぞかしきれいだろうと、そんな時期に、今度は母を連れてきてあげたいと思った。円覚寺の奥にある休憩処で、抹茶を頂きながら、まだまだ青いもみじを見ながら、しんみり日本を感じる。

日本の古都に大満足してくれたAL。横浜に戻り、駅の地下街で釜飯ディナー。

 

11月9日(金) 曇り時々雨 -キルトショー-

今回の旅のメインであるキルトショー、『インターナショナル・キルトウィーク横浜2007』に行ってきた。昔の会社の同僚、Iさんと会場前で待ち合わせ。去年1月に行った東京ドームでのキルトショーも一緒に行ってくれたので、ALとは約2年ぶりの再会。

日本のキルトショーへ来るたびに思う、「日本のキルトレベルはホントにすごい!」と。細かい部分まで丁寧に丹念に仕上げられている作品ばかり。日本人の手先の器用さが伺える。日本でのキルトの歴史は欧米に比べてまだまだ浅いのに、レベルの高さはすでに世界中で認められ、各国のキルトショーでも日本人キルターがリボンを取るらしい。納得である。

たまたまこの日、世界の有名キルターの講演会と題して、サンフランシスコから1人の男性アーティストが来られていた。リッキー・ティムズ氏。「ふーん、知らなーい。」と言う私に、「えーっ!知らないのぉー?すごく有名で、私、彼の本持ってるのに!」と興奮気味のAL。そんなに有名ならばと、とりあえず列に並ぶ。彼のデザインした布を購入し、そこにサインを貰うAL。それに比べ、キルトショーのチラシにサインしてもらったIさんと私…。単なるミーハーでしかない。それでもとてもniceに接してくださったティムズ氏。彼の本を見つけてみようと思った。

素晴らしい作品を鑑賞し、その後は解散して各自買い物を楽しんだ。このキルトショーに2日間を費やすつもりでいたが、東京ドームのに比べると規模は小さく、1日で十分。翌日は、横浜散策をすることにした。

ディナーは、熟女?3人、リッチな気分を味わう。パンパシフィックホテル内にある、フレンチレストラン『クィーン・アリス』にて。

11月10日(土) 雨 -横浜でショッピング&実家へ-

横浜のウォーターフロントの開発&充実度に大満足!傘いらずでどこへでも行け、おしゃれなショッピングモールでハジけた!

3時過ぎまで遊び、Iさんがあらかじめ調べておいてくれた‘湘南新宿ライン’とやらで一気に東京へ。横浜ってすごく遠いイメージがあったが、40分ほどで池袋に到着。Iさんがいてくれなかったら、いろんな電車に乗り継いで、2時間近くかけて帰ってきたのだろうか?知らないって恐ろしい…。同時に、すっかり浦島太郎になっている自分に落ち込む…。

6時過ぎに埼玉の実家に到着。両親の「おかえり~。」と言う声、懐かしい匂い…。やっぱり実家はいいっ!と、まどろんでいるのもつかの間、これから6日間は通訳の日々。2度目のホームスティで、両親もALもお互いすっかり馴染んでいる関係。父は、ALがわかっていようがいまいがへっちゃらで、堂々と日本語で話しかける。母は、ALの受け答えに「サンキュ~。」と「プリ~ズ。」しか言えない。妹は頑張って英語で話しかけてくれたが、エリは「…って言って。」とすぐ私を利用する。この5人を繋げるのは私しかいないと、乏しいボキャプラリーをフルに活用し、脳みそすり減らして頑張った。

この土日、両親の住むマンションで、住人による文化祭が行われていた。今年は母にその幹事役が回ってきて、日中はその仕事に追われたため夕食の支度が出来なかった。で、父御用達の近所の居酒屋、『天狗』へ。

11月11日(日) 曇り時々雨 -実家周辺で遊ぶ-

ALがキルトショーの次に行きたかったところ、それは美容院。前回の日本滞在のときに体験して以来、「至れり尽くせり。マッサージまでしてくれて、ここに来ると女王様になった気がするわ!」と、気に入ってしまった。今回も案の定リクエストがあり、予約し行って来た。

実家近所にある行きつけの美容院。いつもお願いしているOさんに、「おかえりなさい!」と迎えられる。ALのことも覚えていてくれ、今回もいろいろとお気遣いくださった。ALには女性のスタイリストさんをつけてくれ、私の横で、身振り手振りで楽しそうに話している。仕上がりに大満足のALは大はしゃぎ!「今までの人生で、一番気に入ったヘアスタイルだわ!」とスタイリストさんを喜ばせ(前回もたしか、同じことを言っていたような…)、お店の前で記念撮影までしていた。知的好奇心旺盛で、何にでもチャレンジするALは、いつも周りの雰囲気を明るくする。そんなALと一緒にいると、私までとてもhappyな気分になる。髪を切りに行っただけなのに、なんだかすっごく楽しい時間だった。

銀だこでランチを買って妹の家へ。初めて見るエリのペット、ハムスターのコロンちゃんにかなりビビっていたALだが(「だってネズミよねぇ…。」と。)、エリにいろいろなものを見せられながら、つかのまの妹家訪問だった。

両親のマンションでやっている文化祭へ。住人による趣味サークルが、いろいろな催しをしていた。茶道サークルでお作法を体験し、フリマでは、絵を趣味にされている人の描いたカードを買い、華道を見、合唱を聞き、ちょっとした‘ご近所交流会’を楽しんだ。同じマンション内の人たちと趣味クラブを持ち、年に1度文化祭を開くなんて、「隣人の顔も知らない」と言われる昨今、とても有意義な企画ではないかと思う。まぁ、働いていて趣味を持たない母の様な人には、「面倒くさい。」の一言に尽きるらしいが…。

その後、サティでお買い物。‘買い物’となると、ALも承知で解散となる。食品だけは一緒に回りたいと言うので、時間で待ち合わせた。今夜も母は夕食の支度が出来きないので、妹と私が担当することに。とか言ったって、気がついたらもう5時を回っていたし、要領の悪いシスターズに今さら出来るわけがない。ということで、惣菜セクションでコロッケを買った。それと、エリが頑張って‘創作’サラダを作った。いまいち、ALの箸の運びが良くなかったのは気のせいか…?

11月12日(月) 晴れ -実家周辺で遊ぶ-

そろそろ何か、お土産を探さないと…ということで、雑貨店『Afternoon Tea』へ。といっても、車で隣町まで行かなくてはならない。ALを説得しドライブに同行させたものの、曲がり角ではウィンカーでなくワイパーを動かし(スイッチが逆だから)、逆斜線を走り対向車にビビッて気づく、というようなスリリングな体験を何度も味わせてしまった。「何も言えないわ。chiakiがいないと私、どこへも行けないもの。」と、寛大なフリをしていたが、目は笑っていなかったぞ。

午後1時から3時までは、近所の布屋さんで、‘ちりめん小物作り’の体験クラスに参加。前回私1人で帰国したときに、ALからちりめん布の買い物を頼まれたのを思い出し、私も作ってみたいと思っていたのでワクワクして臨んだのだけど…。全て手縫いで、作業もすっごく細かい。ピンポン球大の梅の花を作るのに3時間近くかかってしまった。いきなり自分で取りかからず、体験しておいて良かった。

「今日はもう1箇所買い物に付き合って。」と、イトーヨーカドーへ。前回の帰国のときに買ったバスマットが値段、質と共に気に入って、同じものがあと数枚欲しかった。アメリカのバスマットは大きすぎてゴワゴワしてて洗いづらいから、と言いながら選んでいると、「同感!これ、すっごくいいじゃないの!」と、私が2枚買う横で、5枚も買っていたAL。彼女のこういう思い切りのよさが好きである。

その夜、ようやく母の手作りの夕食。サーモンのムニエルと煮物、お新香、味噌汁。「oka‐sanの作るご飯は全部好き!」と言いながら、きれいに食べてくれたAL。やはり母の料理となると、箸の運びも昨日とは大違い。母も嬉しそうだった。

11月13日(火) 晴れ -浅草&合羽橋-

外国人の人気観光スポット、浅草&合羽橋へ。さすが、外国人が多かった。そして、人気があるだけに、ALもとても喜んでいた。雷門をくぐり、仲見世通りに踏み入ったとたん、お買い物スイッチが入っちゃった彼女。キルトショーでは布を買わず、サティでもあまりはじけなかったのは今日という日に懸けていたためらしい。「合羽橋も行くんだから、こんなところでのんびりしないで!」ビームを送りつづけ、なんとか浅草寺へたどり着く。お買い物も好きだが、写真も好きなALは、青空に映える朱赤のお寺に感激しながら、何枚も撮っていた。

合羽橋へ向う途中、ヤクザに遭遇。黒いスーツにサングラスをかけて群れ歩くその一団を、「どこかでお葬式でもあるの?」と聞いてくるALに、「ジャパニーズマフィアよ。」と答えると、「ワォ~!」と言って興奮気味に見ていた。その横で、まさかカメラを取り出しやしないかと冷や冷やしていた私だったが、さすがにそれはヤバイと思ったらしく、じっくり見つめて心のカメラに収めていた。

合羽橋でさらにはじけたAL様。日本のレストランで見られる、あのメニューサンプルが外国人観光客に人気だと聞いていたが、ALもしっかりその中に含まれていた。にぎりだの、ギョーザだの、「何に使うの???」と思うようなものをたくさんご購入。全てgiftに使うらしいが、とびこの軍艦巻きは私の母へのプレゼントだった。「サンキュー。」とは言いながらも、「どうしていいやら(汗)…」という母の顔が忘れられない。結局どうしていいかわからず、TVの上に飾っていた。

アメリカのご近所さんで、いつもお世話になっているMさんも、お仕事で訪日中。途中の駅で待ち合わせ、MさんとAL、私の家族、総勢7人で、実家の近所にある懐石料理屋さんで会食。日本懐石、おいしかったぁ~!

11月14日(水) 晴れ -皇居&デパ地下-

ALのリクエストで、私も初めて訪れた皇居。「別に、皇室なんて…。」と普段は思ってはいたが、いざ訪れて、「この中に美智子様がいらっしゃるんだ…。」と思ったら、なーんか尊い気持ちになってしまったのはやはり日本人だから?皇居東御苑内にあった売店では、危うく来年の皇室カレンダーを買ってしまいそうになるところだった。改めて、単純で乗りやすい自分の性格を反省。

都内にいるとは思えないほど静かで素晴らしい庭園だった。でも、ふと遠くに目をやると、大手町のオフィス街が立ち並ぶ。OL時代、あの中で働いていたのかぁ~と思ったら、すっかり社会から取り残されている自分が悲しくなった。なんか感傷的…。秋だから?

実はAL、1月に、今度はご主人と息子さんと一緒にまた日本へ来る。ご主人の実家がある香港でお正月を過ごし、その後、4泊5日の観光で立ち寄る。そのときに泊まるホテルを下見しておきたい、ということで、‘マンダリン・オリエンタルホテル東京’へ向った。半蔵門線‘三越前’にそびえるそのホテルは、眼下に都心が見下ろせるまさにultrarich。そんなところに縁のない私は、言葉が通じるのにオロオロしちゃって、ALの方が堂々としていた。(実は彼女、お金持ち奥様なのです。でもそれを感じさせないから、こうやって一緒に旅が出来るのだけど。)

そしてその後は、三越のデパ地下へ。日本特有の‘デパ地下’というものを、ALに見せたかった。エスカレーターで降りるなり、「ワォ~!何ここ~っ!」と大興奮。期待通りの反応に、ほくそ笑む私であった。それからのALの勢いは、誰にも止められなかった。すでに大きなスーツケースは昨日、成田に送ってしまったというのに、「まだもう1つ小さいのがある。」と、買い物しまくり。「なんで最終日にこんなところへ連れてくるのよー!」と勢いは止まらず、でも結局は、「1月にまた来るから。」と自分に言い聞かせ、「そのときは荷物持ちが二人いるし♪」と更なる期待に胸膨らませていた。

この両手がふさがった大荷物を見たときのoka-sanの反応が怖い、と言いながら帰途に着いた私たち。案の定、母、あんぐり。それでもお腹を空かして帰ってくる私たちのために、昨日のALが買ったサンプルギョーザにかけて?、最後の晩餐はギョーザを作ってくれた。その晩も、ALの箸が進んだのは言うまでもない。

11月15日(木) 晴れ -帰途-

あっという間に終わってしまった。特に今回、実家に5泊しか出来なかったので、すごく短く感じられ、家族との会話もあまり出来ず、不完全燃焼だった(体力、精神力は完全燃焼したけど)。ALがいると、私1人では絶対行かないようなところへ行け、日本再発見が出来て楽しい。でも。わずかな期間の里帰り、やっぱり1人でのんびり帰りたいとつくづく思った。もちろん、ALが日本を好きになってくれ、私の家族と仲良く、実家で寛いでもらえるのは何よりで、「oka-san、また来たい。」と言ってくれるのは本当に嬉しいことである。その証拠に、横浜滞在中に買ったカフェオレにマグカップがおまけについてきて、そのマグを、‘置きハブラシ’ならぬ、‘置きカップ’として、母に預けていたもの。また来るつもりである。

年明け早々に、ご主人の仕事の関係でシンガポールに2年ほど駐在することになったAL。「シンガポールの気候は蒸してて最悪だけど、日本へは5時間で行けるのが嬉しいこと。」と、すっかりリピーターになりつつある。「次は2009年1月の、東京ドームでのキルトショーね!そのときは、東京で待ち合わせましょう!」と、いきなりドッキリ発言も飛び出し…。すっかり仕切られている私である。その前にもう1度、また1人で帰ってこられることを祈るが、仮に次の里帰りが2009年1月になったとしても、そのときは自分1人の時間をたっぷりとるつもり。

実家のリビングルームから見える富士山に別れを告げ、家を出た。母が駅まで送ってくれ、ALが母を抱きしめた。昔は私より背の高かった母が、会うたびに小さくなり、さらに抱き寄せられた母がとても軽そうに見えて、涙がこぼれた。ALのあと、私も母を抱きしめるつもりでいたが、小さすぎる母を感じたら号泣してしまいそうで、やめた。涙を流す私に気遣い、目を合わせずに「気をつけてね。」と言う母。改札を抜けても見えなくなるまで手を振る母の姿に、もう本当に涙が止まらなかった。

今度はいつ、会えるかな…。もう、会いたい。